pianotid ピアノの時間

40歳からピアノを始めて4年目。ピアノのこと、考えたこと、感じたことを書いています。

曲に対して(勝手な)イメージを持ちすぎないこと

 

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情報の多さについて本当に便利な時代になったなぁとよく思います。
ピアノ練習についてもそう。いろいろなサイトでピアノについてある程度の知識は手に入れられるし、どんな練習方法があるか、どうやって練習しているか、なんてこともわかります。YouTubeを見れば演奏動画がこれでもかとあり、どんな曲なのかすぐに聞くことができます。今習っている『トンプソン現代ピアノ教本』も『プレインベンション』も『リトル・ピアニスト』も調べれば誰かが弾いた動画が出てきます。
 
そんな便利なYouTubeの演奏動画について、先生からYouTubeを見ることで速く弾くイメージを持ってしまわないようにお話がありました。
 

先日のレッスンで『プレインベンション』の時に、まずテンポを落として正しく弾く、切る、繋ぐ、音をよく聞きながら弾いてみましょうと言われ、ゆっくり弾きました。ですが、ゆっくり弾いているのに一部分だけ速くなってしまっている、と指摘されました。

インテンポで演奏されている曲を聞いて「ここは速い、タタン!と弾くんだ!」というイメージがついてしまって、音をちゃんと聞かずに(楽譜も読まずに)弾いてしまっていない?とのこと。

ゆっくりになっても、音符の長さ通りに正しく注意深く弾くことが必要なのに。

 
聞く耳が出来ていないのも大きいと思いますが、確かにYouTubeの演奏動画を見て「ここは軽やかに速く」と思ってしまった部分がありました。どうしてもそのイメージに引きずられるというか……
 
 
今週から始めた「ハレルヤ・コーラス」(ヘンデルのハレルヤ冒頭部分を簡単に編曲したもの)についても、ハレルヤ合唱を学生時代にかなり歌っていたため、その時のイメージにつられていることに気づきました。知っている曲だとすでにイメージがあり、無意識にそれに合わせようとしていた気がします。
 
 
楽譜の指示をきちんと守れていない今の自分がYou Tubeなどで演奏動画を見ると、そのイメージから受ける影響が大きすぎるのかもしれません。「ハレルヤ・コーラス」のようにピアノではなく合唱として知っている場合も同じでした。ハレルヤについては、初め頭の中で歌詞を歌っていましたが、音名を歌うようにして楽譜に注目するようにしました。そうするとピアノの方に集中できてきた気がしています。
 
「どんな曲かな~」と演奏動画を見ることがあっても、まず基本は楽譜。その点に注意していこうと思います😃