pianotid ピアノの時間

40歳からピアノを始めて4年目。ピアノのこと、考えたこと、感じたことを書いています。

譜面台に映るのは

レッスン時のピアノの先生の立ち位置はそれぞれだと思いますが、私の先生は演奏を聞いている間は鍵盤に向かって右側後方に座っています。

お話しされる時に横に来て、お手本を弾いてくださったりしますが、私が弾く時は後ろにいらっしゃるので姿は見えません。

 

さて、普段のレッスンは私の前後の時間に生徒さんはいないのですが、今回は珍しく私の前に振替の生徒さんがいました。大人の方で弾いていたのはショパン?たぶん。😆

その人の次に椅子に座り、譜面台に楽譜を置いてみると「ん?」いつもより譜面台の角度が直角に近くなっていました。違和感はあったけれど見にくいわけでもなかったのでそのままレッスンを受け始めました。

 

スケールが終わってトンプソンの教本を譜面台に置き、弾き始めた時にあることに気づきました。譜面台に先生が映ってる!そして曲に合わせて(けっこう大きく)体を動かされてる!😳

 

いつもの譜面台の角度だと後ろは映らないので、弾きながらびっくりしました。先生が体で拍子をとっていたことにびっくり。私の横でリズムを取ってくださることは何回かありましたが、聞いている時もそうだったなんて!

弾いていたトンプソンは三連符の練習曲で「ラララ〜ラララ〜ラララ〜ラララ〜」と続いていきます。それに合わせて聞いてくださっていたようでした。その様子を見て「このまま先生がリズムをとれるように弾きたい!」と思いながら後半を弾きました。まぁ一度間違えたところから崩れましたが💦

この後はいくつかご指導があって次の曲にいったので、譜面台の先生に注目する余裕はありませんでした(『リトル・ピアニスト』とかはがっつり楽譜を見なければ弾けません…)

 

でも。初めて「自分の演奏を聞いてくれる人」をしっかり意識した感じです。

指使いを間違えないように、なめらかに、表情をつけてetc...気をつけて弾いていますが「聞いてくれる人」への意識はなかったように思います。

 

ピアノは自分の趣味で自分が楽しく弾きたいと思っているけれど、今のところ一番近くで私のピアノを聞いてくれる人は先生で、その先生に「いいね!」と思ってもらえるような演奏がしたいと思うようになりました。合格、だけでなく「ちょっといい演奏になりましたね♪」と思っていただけるような演奏。

 

今回の出来事で、自分の意識が少し変わり、それが演奏や練習に反映されてきている感覚があります。

練習がんばろ〜✊