先日の発表会で試した緊張対策。
一番はとにかく練習。ひたすら練習。
ミスをしない練習、ミスをしても動揺せず弾き続ける練習、つまってしまったらそこからすぐ弾き始める練習(どこからでも弾けるようにしておく)、止まってしまった場合やパニックになった時の確実な再開場所を決めておく……会場を想像して自分をちょっと追い込んで、あえて緊張した状態で弾いてみるとかしてました。
本当は緊張なくのびのびと表現できるためにどうするかを考えて練習をしたら良いのかもしれませんが、やっぱり途中で止まってしまった去年の発表会のインパクトが大きくて、ミスすることと緊張することを前提にした練習もよくしていました。
そんな中で興味深かったのが自分の気持ちの変化。
ミスした時の練習を続けるうちに「ミスしたらどうしよう」から「ミスしても大丈夫(リカバリーできる!)」と思うようになり、発表会3日前には「ていねいに弾けば大丈夫!」という気持ちになっていました。
不安な状態からそれなりの自信がついてきた感じで、当日は不安より「大丈夫」という気持ちの方が大きかったかな。
練習大事。ホントに。
練習の時から「弾き始めるまでの動き」を意識しておく。
今回は着席したら楽譜のメモをゆっくり読む、左右の手のひらを軽く押すという2つの動作をやることにしました(メモには落ち着くためのキーワードや曲のイメージを書いていました)。
この気持ちを落ち着かせるためのルーティンを練習時から意識してやっていました。練習の時からしていないと本番は忘れそうで……練習でできないことは本番にできないので、弾いている時だけでなくその他の動きも練習。本番はあせらずに弾き始められたと思います。
練習以外でやったこと。
・当日は温かいハーブティーをボトルに入れて持参。
・好きな香りをハンカチにつけてポケットに入れておく。時々かぐ。
・舞台袖で順番を待つ間は邪魔にならない場所で肩回しなどストレッチ&静かに身体を動かし続ける。
身体を軽く動かし続けたことで出番前に身体が固くなりませんでした!舞台袖に行く前にトイレの中を大股で歩いたりもしました(不審者・笑)。これが一番自分に合っていたかなと思ってます。
去年の発表会のようなことになったらもう立ち直れないと思っていたので、いろいろがんばったなぁと思います。
本番は手がちょっと震えたけれど「あー震えてるな」と一瞬思った後またすぐ曲に集中できたし、最後の数小節は唐突に「なんか楽しい」と思えたし、今回の発表会を通して、やっぱりピアノは練習や考えて工夫したことがちゃんと自分に返ってくるものだなと改めて思いました。
次回の発表会の目標は「初めから(なるべく)落ち着けること」「もっと表現できること」。
緊張と上手く付き合う方法を模索しつつ楽しめるようになりたいです♪