pianotid ピアノの時間

40歳からピアノを始めて4年目。ピアノのこと、考えたこと、感じたことを書いています。

復活!からのラ・フォル・ジュルネTOKYO 2024

また体調を崩してしばらくブログの更新ができませんでした。

この数週間は仕事から帰って家事してすぐ寝て少し回復してまた仕事、という感じで、後半は微熱が続いたりしていました。コロナもインフルも陰性で、微熱が下がっても酷い咳が続いていました。

 

このままではラ・フォル・ジュルネに行けない!

連休中も慌ただしかったのですが、気合い(と薬)で咳を治して最終日のラ・フォル・ジュルネTOKYO 2024に行ってきました!初参加です♪

 

東京国際フォーラムとその周辺で5月の連休に開催されるクラシック音楽のイベント。もともとはヨーロッパで始まったイベントで、東京では3日間に渡って様々なクラシック音楽のコンサートが終日開かれ、講演会や楽器体験、無料コンサートがあったりとクラシック音楽のお祭りという感じでしょうか。

 

期間中、東京国際フォーラムでは5000人から150人規模の複数のホールで、多くのコンサートやマスタークラスが開催されます。これらは事前にチケットを購入するシステムで、基本的に開催時間は1時間以内です(当日券もありましたが、大ホール以外ほぼ完売でした)。一つひとつのコンサート時間が短いので、複数のコンサートを楽しむ人が多いみたい。

 

そのほかに有料コンサートチケットの半券で入場できるイベントスペース(ホールE)があり、ステージが設置されて30分くらいのコンサートが時間を空けて開催されていました。

このステージ周囲にはカフェ、グッズ売場、楽器店のブースが並んでいて、楽器店前でもミニコンサートがあり、音楽に惹かれて人が集まって来ていました。楽器店同士とステージのコンサートは時間が調整してあり、それぞれのコンサートが重なってしまうことはありません。

また1時間の講演会も半券で入場可、様々なテーマで講演会が行われていました。

 

キッチンカーが出ている地上広場にもステージがあって、これは無料。また丸の内など東京国際フォーラム周辺でもコンサートが開かれていたようです。地上広場の隣、ガラス棟のスペースにも楽器店やオーディオのブースがあり、ここでも楽器体験があったり、ミニコンサートが開かれたりしていました。

 

私がこのイベントを知った時には小ホールを中心に半分以上のコンサートチケットがすでに完売。まだ購入できたコンサートの中から曲目に惹かれてバロック音楽中心のピアノコンサートチケットを購入していました。

 

体調が万全ではなかったので無理せず、今年は雰囲気を見に行くつもりでゆっくり周りました。

コンサートの1時間前に着き、イベントのパンフレットで無料イベントを中心にタイムテーブルを確認。今回はチケットを買った12時からのコンサートの他に16時から半券で入れるスペースのオーケストラを聴くことにし、合間にお昼と出展ブースを回ることにしました。

 

チケットを購入していたコンサートはホールCで開催されたアンヌ・ケフェレックのピアノコンサート。タイトルは「バロック名曲+ベートーヴェン晩年のソナタによる祈りの時」満席でした。

バッハと同年齢・同世代の作曲家5人の曲を一気に6曲(開始前に曲と曲の間に拍手は無しで、とアナウンスがありました)ベートーヴェンの前にアンヌ・ケフェレック本人から曲についてのお話がありました。

終演後、頭の中で演奏について言葉にするのが難しくて表現に困っていると、近くにいた学生さんが「うわぁやっぱすごいね〜来てよかった!フランスの貴婦人だ」と言っているのが聞こえ、なるほどと思いました。

貴婦人、凛とした、静謐な、そんな言葉が浮かんだ演奏でした。テーマである「祈り」の通り静かだけど力強い。

聴くことができてよかった!

少しの間ぽうっとしてました。

 

その後ちょっとだけ移動して有楽町駅でお昼ご飯(今回は人が多かったのもありキッチンカーのランチはパス、でも美味しそうだった!)。駅周辺はゴールデンウイークだからか、普段より人が少なく感じました。普段の土日の方が人が多い気がする。ゴールデンウィークは都心からは人が減るのかな?

 

再び国際フォーラムに戻って楽器店やオーディオ関連のブースを見て回り、16時からのオーケストラを聴いて帰りました。久しぶりにオケの音を聴いて「やっぱりオーケストラ好きだな」と先確認。楽器店のブースなどでバイオリンソロの演奏を聴いたりしたのですが、オケの厚みのある音も好き。

楽器店はバイオリン、チェロ、コントラバス、またフルートの工房、管楽器専門店、あとハープのお店もあり、見ていて楽しかったです。それぞれ体験会もやっていて15弦ハープはちょっと触ってみたかった。タイミングが合わず、疲れてきていたので帰ってしまいましたがいつかやってみたい。ハープのミニコンサートは演奏の美しさはもちろん、近距離で演奏している姿を見ることができておもしろかったです。

 

 

今回初めてラ・フォル・ジュルネに行ってみて思ったことは「来年はもっとチケット買ってコンサーを聴こう!」でした。いろいろな場所で気軽に演奏が聴けるのも楽しいですが、やっぱり座ってある程度静かな環境で落ち着いて聴きたい。あと講演会も行ってみたい。マスタークラスも聞いてみたい。

来年は早めにチケットをチェックして、体調も万全に整えて楽しみたいと思います♪