浜松一泊旅行、浜松市楽器博物館とヤマハ イノベーションロードに行ってきました。浜松駅構内のピアノも弾いてきました。しばらく浜松旅のブログが続きます。
【浜松旅①です】
→【準備編】
『日本のピアノ100年』前間孝則・岩野裕一(草思社)を新幹線の中で読みながら、午前中に浜松到着しました。まずは浜松駅新幹線改札内のピアノへGO!
新幹線から下車し、階段を降りると改札の手前にカワイのピアノが置いてあります。反対側にはスズキの車。この向かい合ったスペースは浜松の企業であるヤマハ、カワイ、スズキの3社が交代で展示を行っているそうです。駅ピアノではありますが、企業展示の一つですね。
今はカワイのクリスタルグランドピアノが置かれていました。冬にシゲルカワイから入れ替わったようで、可愛らしくきれいなスペースでした。
これまで練習は全てヘッドフォンをつけた電子ピアノ、またはスタジオで、グランドピアノはレッスンのピアノしか弾いたことがなく、先生以外の人が横にいる状態で弾いたことがない私が、まして聴かせることができるような状態でない私が、果たして人が横を通っているような場所でピアノを弾くことができるのか?
自分がどんなふうになるのかわかりませんでした。緊張?見栄?ドキドキしてしまう?照れて弾けなくなる?そんなことを考えながら階段を降りていました。
………
ピアノを見て、すぐに思ったことが「弾いてみたい!」でした。自分でも意外。
そのまま椅子に座って、アルペジオとスケールをちょっと弾いて『プレ・インベンション』に載っている小品を2曲弾いてみました。人が見ていようが、夫が動画を撮っていようが、気になりませんでした。楽しい気持ちが先にきて。
間違えまくって「聴き苦しくてごめんなさい」とはチラッと思ったけれど、もっと弾きたい!と思ってつっかえても弾いてました。
後で動画を見ると下手すぎて「うわぁーーー」となりましたが、楽しさには勝てなかったなぁと思ってます。
いい大人が子どもみたいにはしゃいでいたと思います。こんなふうになるのは初めてかもしれません。
自宅に帰って数日経ち、少し冷静になった今は「もっときれいに、聴いて心地よい演奏をしたい」という気持ちになっています。自分が楽しく弾くことはもちろんですが、自分だけが楽しいのではなく、他人が聴いて楽しく感じられる演奏を目指したいと実感してはっきり思いました。
今回の浜松旅では上質なものに初めて触れ、舞い上がっていた感じ。これは当然だったし、必要な経験だったなーと思います。
カワイのピアノをあとにし、お昼を食べて楽器博物館に向かいました♪
【次の記事】