pianotid ピアノの時間

40歳からピアノを始めて4年目。ピアノのこと、考えたこと、感じたことを書いています。

逃げちゃだめだ

「逃げちゃだめだ逃げちゃだ」今の私の心境。

『トンプソン現代ピアノ教本2』に載っている「バルカローレ」から絶賛逃亡中です。

なぜでしょう、楽譜を前にして譜面を眺めてちょろっと弾いてすぐ「気分転換にコーヒー!/ストレッチ!/編み物!/他の曲の練習!etc…」

集中しない自分に対し「こどもかっ」と自分でつっこむこと多数。それでも進まなーい。弾けないというか、弾こうという気持ちも薄いので譜読みすら進まない。

 

対照的に『プレ・インベンション』44番の譜読みはすいすい終わり、楽しいので「もっときれいに弾きたい!」と集中していて、気づいたら「バルカローレ」の倍以上の時間、練習していました。次回のレッスンで仕上げです。

「こっちの方が難しいのだけどねー」と先生。「バロック得意でロマン派苦手って珍しいけど、バロックを弾けるって強みでもあるから!」と慰め?られました。

 

 

私の先生は「大人は好きな曲をレッスンするのでOK」という方で、要望を聞いてレッスンして下さいます。私がトンプソンを使っているのも私自身が初めに購入した教本で、これをやりたいとお伝えしたから。でもここで「バルカローレやりません」と言ったら受け入れてもらえるとは思いますが、それはそれでなんか悔しい。

 

小さい時から聞いてきたのはバロックで、好きなのもバロックで、弾きやすいと感じるのもバロック。おそらく難しい曲であっても楽しみながら練習できるでしょう。一方で「バルカローレ」みたいな雰囲気の曲を弾くことに「今は」惹かれない。

(人は変わるから!来年や数ヶ月後、何ならちょっと弾けるようになったらその時点で「この曲好き!」とか言っているかもしれません。)

 

今後ロマン派の曲を弾きたいと思う可能性は大いにありますし、そうした曲調の曲を家族や友人に「弾いて!」と言われたら応えたいなと思うので、好きなバロックだけ練習していると私がピアノを習う目的から外れてしまう。そう考えると、踏ん張らなきゃなーと、冒頭の「逃げちゃだめだ」につながるのです。

あと私の性格上、一度逃げると逃げ癖がついてしまうと思っています。こどもと同じで、やり切ったいう成功体験が必要なタイプ(笑)なので、この曲をとばすことはしない!

いつか楽しめる日がくることを期待します♪