和音を連続で弾く時、どこかしらの音がずれてしまっています。
先日のレッスンのチェルニーの『リトル・ピアニスト』41番は「低音部の練習」と書いてあって、左手をしっかり出すことが課題の練習曲ですが、先生曰く「左手はやっぱりバロック好きなのもあってちゃんとできてる」「でも右手が……うーん」。一緒に揃って聞こえなければならない和音がずれているとのこと。
問題なのは、ずれていても自分で気づいていなかったこと。タラっと弾いてしまって、ミスタッチばかり気にしていました。
指摘されて再度弾いてみて、ようやく「ほんとだ」と気づきました。意識すると揃いますが気を抜くとバラっと弾いてしまう音がありました。和音を揃えて弾くために指の位置を探って何回か練習して、家でもいつもより聴くことを意識して練習。
揃った和音ってムズカシイ。そしてちゃんと聴いていなかった自分が残念。
「和音を綺麗に揃えるのはすっごく難しいから!この課題的には合格で次にいってもいいのだけど、もっとよくなりそうだし、今後のことを考えると、和音を綺麗に弾く練習を今ここである程度した方がいいかな」ということで、左手のための練習曲ですが、右手のつながった和音をしっかり弾く練習になりました。
以前も同じチェルニーの中で、揃えて弾くはずの和音がバラけていることを指摘されたことがあって、当時はそれがよくわからなかった覚えがあります。必死に先生に言われた通りに弾いて、なんとかおまけ合格をもらった記憶が。
今回は違って、どこがどうしてずれるのか自分でもはっきりわかって、弾き方の工夫もできそう。成長したかな?
レパートリーが増えた、綺麗に弾くことができるようになった、とかではなく小さなことですが、成長を感じられて嬉しい。
できていないことが、自分でわかるって大事。当時は先生の話の半分もわかっていなかったのかもしれず、今は半分はわかる、かな?(でもまた1年後に「わかってなかったなぁ」と思いそう)。
ピアノを習うことは、きっとこうしたことの積み重ねで、それも楽しいなと思います。
前回のブログ「逃げちゃだめ」な『トンプソン現代ピアノ教本2』からオッフェンバッハの「バルカローレ」、けっこう時間をとって練習したので少しだけ仲良くなりました。そうしたら大好きな『プレ・インベンション』の練習時間がなくなりました(泣)
今週の目標は「宿題の曲をまんべんなく練習する!」という当たり前な目標になりました・苦笑