かの有名なハノンを購入しました。全音(全音楽譜出版社)の青い本。
3年前に独学で練習を始めた時に、知人の音楽の先生におすすめされた中のひとつがハノンでした。
いきなり全音の青いハノンはわけわからなかったので、YAMAHAから出版されている『大人からはじめるハノンピアノ教本』を購入して練習を始め、その後ピアノ教室に通うことを決めた時、先生が「せっかく買ったのだから終わらせましょう」と20番まで2オクターブずつ練習しました。
この本には20番までの練習曲と抜粋でスケールが載っていて、20番まで弾いた後はその時間をスケールとアルペジオにあてています。
以前、私の先生はハノンについて「子どもは必要に応じてレッスンする」「大人は目的がはっきりしているならよいと思う」と話していました。「何がなんでもハノン!」という訳ではない先生です。
「ハノンはつまらないしね」とおっしゃいつつ、『大人からはじめるハノンピアノ教本』を練習していた時は「音楽的に弾く」ことを常に頭の中に入れて弾くように、とよくお話しされていました。これはスケールもアルペジオもそうで音楽的にどう弾くか考えるよう、よく指摘されます。
この大人のハノン本の後は、別の曲集の巻末に載っているスケールとアルペジオの一覧にそって進めています。
が、この本けっこう省略されて書かれていて、カデンツも載ってない。確かに同じ形の繰り返しや規則性のあるものだから、ハノンのように音符を全部書く必要もないのかもしれません。省スペースですんで、合理的。ただ、まだカデンツをしっかり理解できていないので、確認したい時に他の本を出さなければならず、それはちょっと億劫……。
その点ハノンは4オクターブ+カデンツ全部書いてあって親切。
ごくたまに、先生が話の中で「ハノンに載ってる〜」とか「ハノンだとこうかな」などお話されることがあり「やっぱりハノンは手元にあった方がいいのかな?」と思うようになりました。
先生に相談すると「(私が持っている曲集の方には)カデンツは載っていないし、パッとすぐにわからない感じならあってもいいかも」というお返事。ただスケール、アルペジオ以外は、チェルニーや他の曲で補える部分が多いから、自宅で好きな時にやりたかったらやる感じで、とのこと。
スケールやアルペジオがズラッと並んでいる譜面を見て、練習がやりやすいかもと思いました(もう一冊、調毎にスケールとアルペジオがまとめられていている本を持っていますが、結局使いこなせずに今に至ります)。
最近宿題のアルペジオだけで、スケールとカデンツの練習をしていません。先生から話の最後にとってもかるーく「スケールも(練習)してね♪」と言われたのは長くサボっていたのを見透かされたかも。
「15分もスケール(やアルペジオ)をやらなくていい、でもできたら毎日少しずつ」と、スケールを始めた時にお話がありました。
また気を入れ直してがんばろう🎵