レッスンがありました。最近のレッスンでは、はじめにスケール+カデンツをみていただいています。
独学で始めた時に購入した『大人からはじめるハノンピアノ教本』(YAMAHA)の巻末に掲載されているものを参考に、去年の後半に長調からスタートしました。この本には6つの調の音階しか載っていないので、楽譜が無い調の音階については事前に先生と運指を確認するなどして取り組んでいます。
今練習しているのはホ短調とト短調。教本は2オクターブのスケールとカデンツになっていますが先生曰く「ただ行って戻ってくるだけだから♪」と4オクターブの練習になっています。
ト短調は教本に載っていないので前回のレッスンの時に「シとミに♭がつく」ことだけ確認して、家で練習を始めました。レッスンから帰宅してシとミの♭だけで弾くと違和感が。教本を見返すと「本書では「和声短音階」を使って練習します」との文字がありました。前回合格したニ短調もホ短調も「和声短音階」を練習していました。
「和声ってことは7番目に♯がつく...?」今回のレッスンで確認するとそれで合っていました。自分で気づけたのはエライと自画自賛😆
短音階には「自然・和声・旋律」という種類があり、それぞれ音の並び方が違う、ということは楽典の本を読んで知ってはいました。でも内容をきちんと覚えている訳ではありません。というより理解できていません。今回「これが和声短音階なのね」と本で読んだことと少し結びついた気がします。わからないなりに一応の知識を持っておくのも大事かもと思いました。
カデンツについても同じようなことが言えるかもしれません。
今回のレッスンで先生に「カデンツをどうやって覚えたらいいですか?」と質問してみました。すると
先生:「これがIIで、属7で〜〜〜〜」
私:(ああああああ😥ちがう...そーゆーことじゃないんですぅ💦)
IやらVやら「和声ってなに」状態の私にその説明は難しすぎます。
これは完全に私の質問の仕方が悪かったのですが、本当はお聞きしたかったのは「今弾いているカデンツを指で覚えてしまっているけどこれでいいのか?」ということでした。いろいろ変に考えてかっこつけたかったのか、結果、端折ってまわり道をして聞きたいこととは違う質問をしてしまったのでした。
先生としばらくお話して、今回練習しているカデンツについては同じ形なので指で覚えても大丈夫、でもカデンツはいろいろな形がありますよ、ということでした。
ここでやっとカデンツ(終止形)の意味がわかっていなかったから「指で覚えちゃったけど大丈夫かな」と思ったのだと気づきました。「終わりの形」にはいろいろあって、その都度運指も変わる。だからその構成と理屈、音の動きをわかって弾くことが大事なのですね...
その一方「感覚で弾ければいいじゃん」と思う自分もいますが🤔
音楽は「芸術」なので違いはあるとも思いますが、文法を理解して言葉を学ぶのと知らずに学ぶのとでは語学の習得に差が出てくるように、音楽も文法的な知識はある程度は必要ということを今までで一番感じた日でした。「ここは○度離れていて〜」「この形は○○でよく使われるから」などたまに先生がお話してくださる内容をすぐにわかるようになりたい!そんなふうにも思います。
最近は楽典の本を買ったものの「わからなーい!」と思って少し読むことから離れていたので、完全に理解できなくても「そのうちわかるようになるさ」くらいで楽典も勉強しようと再度思いました。というわけで今年の目標に「今読んでいる楽典の本を読み込む、必要な部分はノートにまとめる」を追加します✊
今回のレッスン:ホ短調、ト短調のスケールは運指に曖昧な部分があって悔しかったのでまた来週まで練習。トンプソンは長くかかった『カデンツ』は合格、次の曲へ。もう1曲は来週までに運指を正確に。『プレ・インベンション』No.37は合格、No.3はまた来週。『リトル・ピアニスト』も来週までに感覚を掴んでくること!
2時間の練習時間確保、できていないのでなんとかしたいと思っています😅