レッスンでした。
よたよたしていましたが、発表会で弾く予定の曲の最後まで、両手でたどりつきました。がんばった、と思う……
とはいえ「最後まで音を出した」だけなので特に「レッスン」になった感じでもなく、音の間違い、指使い、リズムを指摘されてなおした時間になりました。次回までにもっと深いレッスンを受けられるよう練習します……
でも、今回のレッスンで今年一番の驚きがありました。
落ちついて考えてみると今更感が半端ないことなのですが、指摘されて、弾いてみて、驚愕。
練習中のこの曲にはグリッサンドや少し手を広げて弾く和音や保持音が多く出てきます。この部分が難しいと思っていて、練習を始めると右手が痛くなることがしょっちゅうでした。
今回のレッスンで、手の甲が上がってしまう変な弾き方をしていたことが発覚。
「弾かなきゃ、次の音はどこ!」と考えすぎていて、無理やり弾こうとしていたようです。手の甲がかなり高い位置にあって力も入っていて、今思うと「それはもう手を痛めるわ」という弾き方。先生に「これは届くはずだからね〜」と言われ、手を落として軽く広げて鍵盤に置くとふわっと全ての鍵盤に指が届きました。
超びっくり。「え?弾ける?」
これまで無理に弾こうとしていて手が痛くて、でもやらなきゃ!と思っていたのですが、目の前がサッと晴れた感じ。ウロコがボタボタ落ちて、今世紀一番の発見をした気分・苦笑
考えてみればこどものために書かれた曲で、今の私のレベルで手を痛めるような曲はないはずで、なのに「やらなきゃ!」という焦りもあって無理やり弾いていたのだと思います。
発表会という期日がある中、気が急いて弾き方がおかしくてもとにかく譜読み!と無理に弾こうとして、そうすると手も痛いし、もともと今の自分より少し難易度が上の曲だから「難しい、できない!」という思い込みがさらに強化され、手も痛いし、また嫌になって、でも気が急いてしまう……
今考えるとものすごくわかりやすい悪循環。
焦りと思い込みはおそろしい。
今は「できる!」ことがわかったので、だいぶ気持ちが違います。練習をはじめるとスイスイ進みます。今まではけっこうイヤイヤ(無理やりやる気を出そうとして我慢してピアノ椅子に座っていた感じ)練習していたのが、なぜあんなに苦労した?!というくらい進みます。
これは今までにない経験。これまでのレッスンでは「この週までに弾けるようになる!」と決意して結局できなくても、特になにもありません。教本の進みが遅くなるだけ。今回のような焦りは始めてでした。
発表会のための練習をしなければ経験しなかったこと。こうした状況になるとこんな心境になる、焦るとできていたはずのことが、全然できなくなる。そして思い込みも加わってへんな状態になる、それがわかってよかった?と思っています・笑