pianotid ピアノの時間

40歳からピアノを始めて4年目。ピアノのこと、考えたこと、感じたことを書いています。

「完璧な練習法」

私はピアノを弾くことが好きですが、漫画に出てきそうな「寝食忘れるくらいピアノ好き!」な人ではないので、仕事で疲れきった日は「練習……」と思いながらソファで寝落ちしたり、そんな日が続くとピアノに向かうことが億劫になったりすることがあります。

先週までは別な理由で(弾き方を間違えていたから手が痛くなり弾けないからやる気も落ちた→この問題はレッスンを受けて解決しました!)浮かない気持ちでピアノに向かっていました。気分や体調の浮き沈みでやる気が少なくなることが割とよくあります。

 

そんな落ち込んでいる時は、気持ちを切り替えるために、電子ピアノ周辺の片付けしたり、以前買ったピアノ関連の本の読み直したり、ネットでリサーチしたり。

「ピアノ練習 やる気」とダイレクトにネット検索したこともありますが(笑)ブログを読んだり、練習方法について書いてある記事を読んだりします。今回譜読みの進め方に悩み、ネットを眺めていました。その中で気になったのが、この本。

『マエストロ・プロフォンドのすてきにピアノ 3巻 完璧な練習法』

ピーター・コラッジオ著 ショパン 1997

『すてきにピアノ』シリーズの3巻です。評判も良かったので購入してみました。

もう少し早く知りたかった気もしますが、今の私にはとてもよかった!

 

エストロ・プロフォンドはこの本に出てくるキャラクターで、表紙右にいるおじさん。彼がいろいろ教えてくれます。図解もあって漫画で描かれています。

ピアノ教室の先生から教えられる練習方法、「確実に正しく弾ける速度で(ゆっくり)、短いフレーズに分けて(通して弾かない)」ということも書かれていますが、あらためて漫画で視覚的に提示されるとまたインパクトが違うなと思いました。

練習方法についていろいろ言われていることが、一冊の絵本にまとめられている感じです。私自身、「こうしたらよい」ということを知っていても、実際には出来ていなかったので、今の自分を振り返るためにはよかったです。

 

知ってるのに出来ていない。例えば「ゆっくり部分練習がよい」と言われていること、そしてそう練習したら実際効果があったことを「知ってる」けれど、毎回その通りに実行できているかは疑問。どうやって実行するか、その具体的な練習方法のヒントにもなりました。

この本は「完璧な練習法」について五つの章にわかれて描かれていますが、最後の章は「満足感が得られる公開演奏」というタイトルで演奏会に向けての練習についてでした。これもとても参考になりました!

 

結局のところ、どのように脳と身体に覚えさせ、表現をすることができるようになるか、そのための効果的な練習は何か、という話なのですが、ピアノを始めたばかりで、どう練習しようか考えている人には良い本だと思います(もし漫画が大丈夫なら)。

ピアノをしっかり練習できている人は「当たり前のこと」と思うかもしれません。この本に描かれていることが当たり前にできるようになるといいな。

少し前とは練習の質も変わったと思うので、このまま次のレッスンまで進めたいと思ってます♪