pianotid ピアノの時間

40歳からピアノを始めて4年目。ピアノのこと、考えたこと、感じたことを書いています。

きれいな音を出したい


「きれいな音を出したい」と明確に思うようになりました。 「これまできれいに弾きたいと思っていなかったの?」と思われそうですか、たぶん、思っていなかったのだと思います😅

 言葉で伝えることが難しいのですが、ミスなく弾く、強弱をつけて弾く、表現する、など考えながら弾いてはいましたが「きれいな音を出す」とは思っていなかったかもしれません。弾くことに精一杯な感じ。 
 
曲を通してただミスなくなめらかに弾くことにフォーカスするのでなく、一音一音をきれいに鳴らしたい。その集まりが曲になる、そんなイメージを持つようになりました。
 
家の電子ピアノは押すときれいな音がすぐ出るので、レッスン時にグランドピアノを気をつけて弾こう!と思いました。「音を味わうぞ!楽しもう♪」
そう思って受けてきたレッスン。始めはよかったのだけど、ひとつミスしたところから「正確に!ミスなく!」が頭の中を占拠し、音を味わうどころか……😱始まりはよかったのだけど。
でも、少しだけでしたが「音を楽しむ」経験ができた気がします。ミスタッチまではいつもより音を聞いていた感覚がありました。
 
今回のレッスンの経験でわかったのが「楽譜を見て正しく弾くことができている確証があると音に集中できる」こと。音に集中できる状況を作るためにはまず練習。
 
こう考えるとスケールやチェルニーって(あとはハノンも)、音を聞くのによい練習なのだなと思いました。指や手首など身体をどう使ってきれいに響かせるかの練習になります。最近はスケールもチェルニーの『リトル・ピアニスト』も苦戦中で、先生からの指摘もやっぱり響かせるための指の使い方についてです。
「響かせる・きれいに鳴らす」ための指摘が多いので「きれいな音」に自分自身の注意が向いてきたのだと思います。
 
「きれいな音を出す、響かせる」「ハノンやスケールは指の独立に良い」など、いろいろなところで聞いてきたことですが、自分で体験して自分の中に落とし込んでいっている気がします。
 
 
 
今回のレッスン、トンプソンの「蛾たち」は合格。トンプソンが3週間で合格したのは初めてかも!次は「ジョナサンおじいさん」という三連符の練習曲。うん。苦手そうなやつ。
『プレ・インベンション』6番野小さなカノンは合格。7番はかなりスローペースで確実に弾くことを目標に来週まで。『リトル・ピアニスト』32番は後半のみ再度練習で、33番の譜読みも開始。半分合格できたので、良いかな?