ピアノに限らず、何かを習得する時の状態を、階段やらせん、右肩上がりの直線やガタガタの線などで表すことがあります。
今の私のピアノについては、停滞することはあっても戻ってはいないと思うので階段をあがっているイメージです。
ピアノを始めてとても驚いたことの一つが、練習量が如実に演奏に反映されること。
朝やったことが、夕方にもっとできるようになっていたりして、かなり驚きました。やったらやっただけ、すぐに返ってくる。いつまでもできない、なんてことがない。できなくてへこんでも、イライラしても、時間がかかっても、そこをぐっとこらえて練習すればできるようになる!
少し疲れていても「ちょっとだけでもやろう」と思うのは「今練習すれば翌日はもっと弾ける」ことがわかっているから。
このブログにも自分の小さな気づきを書くことがありますが、自分で自分の変化に気づくことはとても大事なことだと改めて思います。
変化は楽しい。先生から曲が変わるたびに同じことを指摘されていて、ある時「こういうことか!」とつながる感覚や、レッスン後の弾き方の違いなどを感じると「おお、成長してる!」と思います。
初心者だから、より変化をより大きく感じるのかなとも思ってますが、もしかしたら今後もずっとこんな感じでいくのかなとも思い始めました。学ぶこと、感じることがたくさんあって楽しい。
今回のレッスンで初めてみていただいたのが、トンプソンの『蛾たち』という曲。「小さなスケルツォ」と副題がついているように楽しい曲です。
いつもトンプソンの曲は苦戦して、レッスンまでに譜読みもままならないことが多いのですが、今回はなぜかスムーズでした。トンプソンの教本の中で初めて先生の前でそれほどつまらずに弾けました!自分でもびっくり。
先生からも「1回目だけど弾けてますね」のコメント。
なにかコツをつかんだのかな?
「これはちょっと大きく成長したのかも!」と喜んでいたら、宿題の『プレ・インベンション』6番が難しくて泣きそうになっています😭先にやった8番9番とずいぶん違う。8、9番は合格したので、日付を書き込もうと巻末の練習順の一覧を見たら6番はかなり先の曲!(巻末の一覧に日付を書いています)。
『プレ・インベンション』は作曲家ごとに曲が掲載されているので、巻末に段階を踏んで練習するのに適した順番が書かれています。合格した8番は第一課程の後半、6番は第二課程の後半……先生、巻末を見ないで「同じカノンで、けっこう難しいけどできると思う」とおっしゃっていました。できるようになるかしら?
もしかしたら、今はぐっと大きく成長した時なのかもしれない。そう思って取り組んでみようと思います💪