初心者を脱した気持ちでいても、まだまだピアノを弾くということがよくわかってないと思っているので、指番号が全くふられていない楽譜を見ると不安になります。
弾きやすいように弾けばいい、という意見もありますが、それは曲を理解した上での話ですよね……
「正しい指使い」は音のつながりや曲の表情などなどを考え、それらを表現することができて「弾きやすい」指の動かし方なのかな。
なので、まだ拍とかフレーズとか強弱とかテンポとかを曖昧に感覚的に(間違って捉えていること多数)弾いている段階だと、運指を考えるなんてとてもとても!!という状況。
でも、ちょっとずつ運指を理解できるようになりたいなぁと思い、今使っている教本、曲集に書いてある指番号を見て何故この指なのかを以前より意識して見るようになりました。
曲を理解すると指番号も納得できるだろうし、逆に指定された指使いを理解の手がかりにしてもいる感じ。「同じ音なのにあえて指を変えているってことは、はっきり弾くってことね!」みたいな感じです。よく先生に聞くようにもなりました。いろんなパターンがあって興味深い。
今、練習中のチェルニー「リトル・ピアニスト」の曲に指番号の指定がない2つの和音のつながりがあり、どうするか迷った結果、指の移動がスムーズだと思って隣同士の指で弾いていました。
今回のレッスンで、滑らかに弾く箇所だけど曲全体をみるとしっかり出したい所でもあるから、1、3、5の同じ指で滑らかに弾き直す、またこの和音の次の音を弾くことを考えても同じ指の方がいいですね、というお話がありました。
確かに。2つの和音をただつなげることしか考えていなくて、次の音も弾きにくいとは思っていなかったけれど説明を聞いて弾くとよりスムーズ。
自分で考えた結果、違った(より適切な運指があった)けれど、自分ではナイストライと思ってます。何となく弾いたのではなく、考えることをしたのがえらいと自分を褒めてる・笑
できることが増えてきたので、少しずつ自分で考えて弾くことも増えてきているのかもしれません。もっと知りたい!という欲求に近い感じでしょうか。
またひとつ新しい感覚を知って、ちょっとした成長を感じたレッスンでした♪