ピアノ初心者・初級者に向けて書かれたブログなどでよく目にする言葉のひとつが「音の粒を揃える」という言葉。
全ての音を同じ力加減で均等な音になるように弾くこと、と理解しています。1の指だけ大きな音になったり5が弱かったりせず、滑らかに均等に、そんなイメージです。
ブログなどでは「粒を揃えるためには指の独立が必要で、ハノンなんかはその練習にいいので〜」と続くことが多い気がします。
さて、先週から譜読みが始まったのが『プレ・インベンション』49番の「サラバンド」。
なぜかわからないけれど私がイメージする最もバロック的な音楽!こういう曲大好き♪ 小さい時は「なんかうねうねした曲」と思っていました。左手は「sempre legato /センプレ レガート」引き続き滑らかに、という指示が書かれていて、ずーっと続きます。
この左手を練習している時に、先に書いた「音の粒を揃える」という言葉をけっこう意識していたように思います。油断すると1の指だけ変な音になるので気をつけて。なるべく均等に滑らかにつなげて。
そしてレッスン当日「サラバンド」1回目。
その左手についての先生のコメントが「ちゃんと横の流れが出来ていて良いので、全部同じに弾くのではなくもっと表情をつけて」でした。
うーむ。音が飛び出さないように、滑らかに、途切れないように……と気をつけていた結果、単調になってしまった。いや、でも1回目でここまで考えて弾いたのはエライと思うの、自分。と自分を褒めつつ、均等に音を鳴らすことに集中し過ぎたなあと反省。
「揃えることは大事だけどもっと表情をつけて弾く」ことが宿題。でも「よく聴きながら流れを感じて歌うように弾いているからこのままのやり方で練習続けてOK」とのこと。
初めて出会う形の曲ですが、捉え方が合っていたのは嬉しい。
(もう一つの新しい曲ブルグミュラー「進歩」は練習方法がわからずレッスンはボロボロでした・泣)
音が変にでこぼこしないように、でも響かせてフレーズに動きをつける、そのバランスを見つける。ちょっと楽しそう、と思ってます。
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ブルグミュラー「進歩」チェルニー『リトル・ピアニスト』46番もまだまだ合格には程遠い。
がんばります♪